特集:北館林の8000系達。 Vol.15 さらば8112F(と8566F)

〜ついに東武顔8000系も1編成を残すのみに〜

 2010年05月17日に森林公園検修区より残り2編成となっていた東武顔8000系の1本である8112Fが廃車回送されました。既に2週間程前から運用離脱の様相を見せていた同編成はファンの間でも終わりという声が聞かれ、当日は沿線に大勢のファンが集まりました。
 で、何で平日に私が廃車回送に出撃したのかと言えば他でも述べた通りこの日を休む為に土日返上で働き何とか休みをもぎ取ったからです。しかしその代償は結構大きく17日当日午前2時まで延々と引継ぎ書類、計画書等作成を行うという始末。まぁそれでもやる気になってしまうのが悲しいかな鉄道マニアの性なのでしょうか。

 当日朝ちょっと寝坊もありましたが、無事秩父線内と羽生で廃車回送編成をし止めてからは事前に調査した通り数分で伊勢崎線普通列車に乗り換え、渡瀬へ。以前5050系の廃車回送を渡瀬駅先の踏み切りで撮影していたので久々に撮影してやろうと待ち構えました。ではその時の様子から留置線の状況まで一挙にお送りします。どうぞご覧下さい。

2006年2月22日5158F廃車回送2010年5月17日8112F廃車回送
2006年2月22日5560F廃車回送2010年5月17日8566F廃車回送
↑定点撮影になってないけど、撮影したのは同じ踏切からです。
5158F+5560Fの廃車回送(2006年2月22日)以来4年ぶりに同じ撮影地で8000系の廃車回送を撮影。
2010年05月17日 佐野線 渡瀬〜田島にて撮影。

回送を見送ってからすぐに留置線方面へダッシュ!!!!

8566F、8573Fと後期車両も廃車へ。
↑この時は春日部支所から送られてきた編成がまだ残っていました。しかし比較的若い8573Fもご覧の様な状況に。
テレコンで510mmまで引っ張っても届かなかった為、画質が酷い事になってますがご了承を・・・m(_ _)m
8566F、8573Fと後期の車両も廃車される状況でいよいよ8000系も安泰とは言えなくなってきたようです。

クハ8573
↑クハ8573です。後ろにも先頭車が連結されていますが、これはモハ8553です。

8112Fも最後の地へ
↑最期の地へ到着した8112F。係員が車内にいるのが見えます。

アントと連結する8112F
↑アントに押され転線する8112Fと8566Fです。

アスベスト小屋の前に佇むクハ8147
↑アスベスト小屋の前にはクハ8147とモハ8247がいました。これも解体直前です。

転線完了
↑転線完了の8112Fと8566F。8112の顔が隠れました。

8573の後ろにいるのが8553F
↑8573の後ろに8553と8653がいました。

全景
↑850系のワンマン普通列車が軽快に通過します。もう見慣れた風景ですね。


 ついに東武電車ではお馴染みだった三面折妻の小窓顔(通称:東武顔)の車両も8111Fのクハ8111とクハ8411を残すのみとなってしまいました。この後も東上線には50000系が投入され続け、2010年7月19日現在で51009編成まで増備され、ますます8000系が影に追いやられていく事となります。この後も8156F+8559F、8535F+8547F+8543F+8528Fと廃車が進んでいます。(既に全編成とも解体済みと思われます。)

 ますます数を減らす東上線の8000系。記録はお早めにですね。そして最後の東武顔車両となった8111Fの動きに注目です。

※車両の動き等は相互リンクをしているkasukabe総合車両センター様を参考にさせて頂いております。

御覧頂きありがとうございました。
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