特集:北館林の8000系達。 Vol.23 8101F渡瀬到着

〜ついにトップナンバー廃車〜

 2013年度に入り、野田線の8000系の廃車がメインになっている中で、検査期限が切れた幕車から廃車されているというのが明らかになり、次第に8101Fの順番が近付いていたのは多くの東武ファンの周知の通りでした。こうして来るべき時が来てしまったのが9月24日となりました。その前日までが3連休というのもあり、最後の姿を記録出来たらなぁと思っていたのですが、金曜日の時点で翌日七光台留置の運用に入ってしまい、最悪3連休とも動かず終わるのか・・・と思っていたのですが、結局土曜日の時点で広告が外された事が分かりその時点で運用離脱が決定的となりました。

 さて、当日はどこで撮影してやろうかと悩んだのですが、仕事場が神奈川だったので横浜線、東海道線、東北線と乗り継ぎ、久喜に到着した所でここで降りて一発やってやろうかと思いました。

本線を快走
↑伊勢崎線を走る8101F。何時以来の走行でしょうか・・・

 通過が10:32でしたが、久喜始発が10:38と時間が無いので慌ててダッシュし、ギリギリの所で久喜始発の館林行きに乗れました・・・。いやぁ危なかった。その後羽生で8101Fを追い越し(秩父鉄道の車両との並びも考えたのですが走行メインで・・・ちなみに5000系と並んでましたね)、館林まで先着しました。

 さて館林に到着したのは良いんですがここで問題となるのがこの列車だと館林到着時点で何と2分前に葛生行きが発車するという接続なんて言葉は東武鉄道には存在しないと言わんばかりの仕打ちを受けます。ちなみに次の葛生行きは約1時間後・・・。3月のダイヤ改定(改正という言葉は使えない)によって館林での佐野線の接続が極めて悪くなりました。(佐野線から伊勢崎線の方は良いんですが)

 改定前は特急りょうもうに乗れば間違いなく接続が良かったのですが、改定後は上下りょうもうが館林同時入線になってしまったので必然的に1面1線の佐野線ではどちらかをを犠牲にせざるを得ないのです。既に野田線8000系の廃車回送は何度か追っかけていたのでこの事は知っていたので、館林で降りたら即タクシー乗り場へ行きました。佐野線内で撮影したいですし、8101Fはすぐ後に迫っていたのですが、館林からは非常にゆっくりと走行するので車に乗れれば何とかなるかなと考えました。

 こうして館林からタクシーに飛び乗って、とりあえず館林〜渡瀬には良い撮影地が無いなぁと、だったら慣れ親しんだ踏切から撮影しようって事で渡瀬駅を目指すのでした。電車なら140円、タクシーなら890円・・・。まぁこれだけ頑張った所で8101Fはすぐにやってきます。ロクな準備も出来ずに迎え撃つ事になります。

渡瀬駅を通過する8101F
↑ここで撮影するのは8112F+8566Fの廃車回送以来・・・。 300mm付けたまま撮影したので非常に窮屈な事に・・・。

あとわずかで50年に及ぶ自走生活に終わりを告げる・・・
↑奥に見える陸橋を超えると渡瀬の留置線に到着します。
50年に及んだ長い長い走行もあとわずかでゴールを迎えます。

8101F渡瀬到着
↑渡瀬北留置線に到着した8101F。もう自走する事はありません。

パンタを下げた8101F
↑留置線に到着した8101F・・・。テレコン付けて510mmでも全然届かない(汗)

銀座線01系と・・・
↑解体所には銀座線の01系がいました。最近ここに来ているのは知っていましたが、
この時にいるとは知らずに8000系とこうして並べて撮影するのは初めてです。

さようなら8101F
↑野田線の8000系も着実に数を減らしていると改めて実感します。記録はお早めに。
そして約50年にも及ぶ活躍、本当にお疲れ様でした。

 8101Fが廃車され、いよいよ残る昭和38年製造組は動態保存されている8111Fを除くと8106Fと8109F、8110Fのみとなりました。いやぁ・・・本当に減ったなぁ。一番最初に落成した8106Fがここまで粘るとは思いませんでしたが、次に注目されるのは間違いなく8106Fでしょう。こっちは1987年度修繕車で更新顔ながら運転席背面の窓が残っている車両であり、運転台を真後ろから撮影出来る8000系としても貴重な存在です。記録はお早めにですね。


※車両の動き等は相互リンクをしているkasukabe総合車両センター様を参考にさせて頂いております。

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