特集:北館林の8000系達。 Vol.4 解体開始

〜桜咲く渡瀬で解体開始〜

 廃車、解体待ちの8000系で満線状態となった渡瀬北留置線。Vol3で解体準備が始まっていた8523Fですが、桜の咲く4月上旬に訪れてみると既に解体がされていました。と言う訳でVol4では解体された車両などの画像をご紹介させて貰います。
 意外にも編成単位での最初の解体、つまり先頭車の解体は更新顔の車両が先となりました。想定外の故障の影響もありましたが更新顔が誕生した1987年度当時は誰がこの事態を予測出来た事か…。

最初で最後の渡瀬の春…
 数年留置されてるEDはともかく、やっぱり8000系達にとっては最初で最後の渡瀬での春?


そういえば運転台機器撤去の先頭車をこうしてゆっくり眺められるのも貴重かも。


クハ8408の白い幕が寂しげな8108F。
リバイバルカラートレインとして脚光を浴びたかつての栄光は見る影も無し。


場所を線路の向こうに変えてみると、キレイな菜の花の向こうに邪悪な気配が…?


先日北館林に輸送されてきた御岳山ケーブルカーの旧車両の車体や
何かこう見覚えしかない白い車体の残骸が…。

あらあら…
8523Fのモハ8523の解体がほぼ完了していました。この後は重機に粉々にされてスクラップとなります。
鉄屑の価格が急騰している今、これだけのスクラップだと良い金になるんだろうなぁ…。

痛々しい…。
馴染みの車両が解体されるのを見ると不思議な感じがします。
少なくとも大学生時代は野田線の8000系が解体されるのを想像出来なかったので(^^;)

 少数ですが、8000系の解体が始まっているという様子をご紹介しました。いよいよ…って感じですね。
 ここで唐突ですが、私は大学時代2年生の冬から4年生の春まで(卒業1ヶ月前)まで東武野田線の某駅でアルバイトをしていました。バイトの内容はご想像におまかせしますが(笑)、2005年の冬からアルバイトを始めたので駅のホームに来る電車全てが当然8000系でした。最初は仕事に緊張していたので8000系どうこうなんて言ってられる状況ではありませんでしたが、次第に慣れるに連れて今日はこの運用にどの編成が入っている、つまり明日以降の運用は…なんて考えるようになってました。ほぼ毎日朝ラッシュ時にホームに立ってたので毎日毎日8000系を見てばかりでした。朝は8000系を見て、昼間は8000系を撮影、なんて日も珍しくはなく日々が8000系漬けだった気がします(今思うと、いや当時も思ってたんですが本当アホだったなぁ…^^;)。
 そんな訳で東武8000系の中でも取り分け七光台検修区の車両達は思い入れがあり、解体されるのを見て寂しいとか悲しいとかそんな感情が沸く訳ではありませんが、それとは別な何とも言えない感じになりました。

感傷に浸ってる場合ではないですね。廃車・解体は始まったばかり。これからが長い…。

御覧頂きありがとうございました。
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