8000系修繕車の進化・更新顔修繕車 | |
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1987年度〜1989年度→このページ 1990年度〜1992年度→《2ページ目を見る》 1993年度〜1996年度→《3ページ目を見る》 〜1987年度〜1980年代は特にこうした前面が流行だったようで、国鉄では有名な211系電車が1985年に誕生しています。東武では既に6000系更新車の6050系でこのような前面形状を採用していました。6050系の場合は、野岩鉄道乗り入れ開始によるイメージアップの為に車体新造となりました。8000系の場合はイメージアップを図る事もあったでしょうが、当時は8000系・5000系列・3000系列と全て同じ前面だったので区別する為に形状を変更したのでは?と自分なりに考えています。 今でこそ、この8000系と言えばこの顔が当たり前になりましたが当時では大きな話題を呼んだのではないでしょうか。1987年度以降に修繕される8000系は全てこの前面に形状が変更されていきます。 86年度で修繕工事の基盤が固まり、更に87年度には前面形状までが変化しまさに新車(当時で言う10000系)並みに進化したといえます。またこれ以降も改良点は増えていきます。こうした様々な既存車両の改良方法は他社にも将来的に他社にも普及していくようになります。 この先、LED車が登場するのが97年度修繕車からですが、88年から96年までは細かい点での改良が目立ちます。それらを見つけるのもなかなか面白いものです。もし興味を持たれたなら、8000系に乗車した際は違いを探して見てはどうでしょうか。 ↑運河駅での8104F(86年度修繕車)・8102F(87年度修繕車)の並びです。 主な変更点ですが、前面の形状変化とスカート取り付けくらいだと思われます。ただ、前面の形状変化により乗務員室内の仕様が大きく変化しています。 ↑左が原型顔の8104F。右が8000系で最初に更新顔になった8107F。 ↑運転台が9000系から採用されたデスクタイプに改良されました。 ●計器類の照明が白熱電球からEL板照明となった(仕業板などはLED) ●押しスイッチをタンブラースイッチに変更 ●運転士マイクの半固定化 1987年度修繕編成 6両固定編成:8102F・8103F・8105F・8106F・8107F・8110F(全て七光台検修区) 初期修繕車は、野田線に集まる…。 〜1988年度〜乗務員室内のスイッチ・配電盤の位置の変更等により、乗務員室が客室側に130mm移動され、運転席背面にある吊り革が4個(2×2)から2個(1×2)に減らされた。更に、運転席背面の窓が省略されました(スイッチ類の移動が関係しているようです)。 ↑87年度修繕車は、乗務員室扉に文字があるのが特徴。右の画像の右下には配電盤がある。 ↑1987年度修繕車のみ、運転席の真横にスイッチ類が並んでいる。 1988年度修繕編成 2両固定編成:8503F・8519F(南栗橋車両管理区) 4両固定編成:8131F・8132F(七光台検修区) 6両固定編成:8101F・8109F・8113F(七光台検修区)・8114F(森林公園検修区) 〜1989年度〜実に細かい改良点ですが、暖房効果UPの為に座席下の蹴り込み板の角度が大きくなり、外観も若干異なっている。冷房は上から、暖房は下からですね。 1989年度修繕編成 2両固定編成:8504F・8508F・8511F・8513F・8517F・8523F(04F・11F・13F・17Fが森林公園区、08Fが南栗橋区、23Fが七光台区) 4両固定編成:8116F・8117F・8121F・8122F・8133F・8136F(16F・21F・36Fが森林公園区、17F・22Fが南栗橋区、33Fが七光台区) 《1990年度〜1992年度までを見る》 | |
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