東武8000系更新修繕工事研究コーナー |
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〜管理人よりお知らせ〜
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東武8000系の修繕工事が完了しましたので、この特集をもう一度編集し直す予定です。
大幅な変更は面倒なので出来ないのですが改めて中を見直すと、 日本語がおかしい、間違った事が書かれてる(詮索しないで下さい^^;)、全体的に意味不明( 等など改良の余地有の箇所が多いからです。 仕事が忙しいのでなかなか更新作業する時間もありませんがちょくちょく更新していきます。 トップでの告知は更新作業が完了してからにします。
(2008/10/12 グリーンパーク)
…あれ?もう1年も放置してた…。
2009年11月11日 少しずつ更新…というか改善作業を進めてます。
2010年07月20日 のんべんだらりと作業再開…。すっかりコレ忘れてました。
2010年11月07日 久々に更新!!原型車/未修繕車の項目を新設しました。 (一部未完成ですけど・・・スンマセン)
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このコーナーでは、東武8000系ではお馴染みとなった大規模修繕工事(以下修繕工事)について参考文献を片手に独自に調査したものを紹介します。
東武8000系は1963年10月に第一編成(8106F)が登場し、1983年まで20年間に渡り(途中1年間製造無しの年もありましたが)総勢183編成712両が製造されました。長年増備されただけあって年ごとに細かい改良点が目立ち、同じ8000系同士でも違いが見られました。そこに1986年度から車両延命化・サービス向上の為に修繕工事が2007年度まで20年以上に渡り合計696両に施工されました。修繕工事も20年という長期に渡った結果修繕工事の内容も年々改良されていき、その結果製造時期の違いによる相違点に加え、修繕時期の違いによる相違点も増える事となり東武8000系は編成同士での細かい違いが更に強調される結果となりました。
私はそういった所に惹かれ、どういった違いが生じたのか、東武鉄道関連の本に記載されている事を元に調べてみると実に細かい点で違いがあるのだなと改めて感じさせられ驚きました。その違いをそれぞれ写真に収めたものを説明文も交え紹介していこうと思います。
残念なのは2003年から調査開始に伴う参考写真の撮影を開始したので一部資料がないので文章だけの紹介になってしまう項目が出てきてしまうと思いますが、そこはご了承下さい。また写真の提供などして頂けると幸いでございます。
最後に、この研究は私個人で趣味で勝手に行っています。東武鉄道(株)やその他参考文献著者・発行元をはじめとした関係各社とは一切関係なく行っていますので、この中で書かれている事・掲載している画像などの事で質問・意見・指摘などありましたら、メールでご一報頂くか、掲示板に書き込んで頂き、前記の機関にはお問い合わせはご遠慮頂くようにご理解願います。
〜参考文献〜
●私鉄の車両24・東武鉄道(復刻版):私鉄の車両復刻著者会
●私鉄鉄道ビジュアルガイド・東武鉄道:東武電車研究会著
●鉄道ダイヤ情報2006年3月号(通巻263号):交通新聞社
●鉄道ファン1998年10月号(通巻450号):交友社
●東武鉄道8000系列ディティールUPガイド:モデルワム/目沼 弥十郎氏著
●鉄道ピクトリアル 東武鉄道特集:株式会社電気車研究会 通巻263号(1972年3月増刊)、通巻392号(1981年7月増刊)、 通巻537号(1990年12月増刊)、通巻647号(1997年12月増刊)、通巻799号(2008年1月増刊)
●東武鉄道百年史 東武鉄道株式会社
●交通東武(東武鉄道社内紙)新聞製本 各号 東武鉄道株式会社
●その他細かいものもありますが、以上を参考にしています。
Before |
| After |
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→ | |
近年は特に修繕内容が充実してきたため、修繕前後では同じ編成でも印象がかなり異なる。写真は8577F。 |
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年度 | 更新内容
※更新内容は徐々に追加されている |
原型車/未修繕車 | 要は修繕工事をされる前の8000系です。される前の8000系ってどんな変化があったの?って事で年代別ごとの違いをまとめてみました。写真が全然無いのはお許し下さい。※仮公開(まだ一部調査中な箇所があります) |
1986年度 | 原型顔グループ。修繕工事の基礎となった内容を紹介。原型顔+幕の雰囲気を現代に残す貴重な存在です。結果的に最後まで東武顔として残った8111Fやリバイバルカラー編成の8108Fが所属するグループです。 |
1987年〜1996年度 | 更新顔グループ。前面がブラックフェイスになり、新しい形式かと思う程イメージが変わりました。他には吊り革+蛍光灯増設などサービス面で更なる向上を行った。比較的長いスパンに分けれられる為、細かい点での改良も目立つグループです。 |
1987年度 | 前面形状が変更。1986年度とは印象がかなり異なる。 |
1988年度 | 乗務員室背面の運転台側の窓が埋められました。スイッチ類の移動が関係。 |
1989年度 | 暖房効果向上の為に座席下の蹴りこみの角度を大きくする。 |
1990年度 | 蛍光灯の数が増え、車内の明るさが向上。冷房効果向上の為に吹き出し口形状が変化。また秩父鉄道ATS導入に伴う秩父鉄道ATSに対応した編成が登場。 |
1991年度 | レール側への吊革の数を増やし安全性向上。また一部の4+2編成を修繕工事の際に6両固定化するものが登場。 |
1992年度 | 側面の乗務員室扉の下部に取っ手が設置される。 |
1993年度 | 強制パンタ上昇装置が設置される。 |
1994年度 | この年度で新たに追加されたメニューは無し。 |
1995年度 | 屋根上のベンチレーターを撤去。また乗り心地向上の為に車輪を波打ち車輪に交換(後に全車交換) |
1996年度 | この年度で新たに追加されたメニューは無し。 |
1997年〜2002年度 | LED更新グループ。幕からLEDへ。8000系が時代の流れに合わせて近代化に対応していきます。東武鉄道初のワンマン運転に対応した編成も登場します。 |
1997年度 | 正面と側面の行き先表示のLED化、モハ8200・8500・8800形に車イススペースの設置、前照灯のHID化、ワイパーの電動化+大型化、列車無線アンテナの形状変更と行き先・表示指令器のタッチパネル化など様々な変更点有。またライトケースの形状を変更(後に再度変更)、クハ8100、モハ8500の正面左下に19芯ジャンパー栓を設置(後に撤去)。 |
1998年度 | 七光台区に所属する8000系の下り方幌の撤去開始。ライトケースの形状が97年度と異なり従来の形に再度変更。 |
1999年度 | 修繕後に七光台区と森林公園区に配置される編成はクハ8100・モハ8500の正面左下のジャンパー栓受けを設置せず登場。 |
2000年度 | 転落防止幌を設置(白塗装) |
2001年度 | 冷暖房装置をマイコン制御化に伴い、車両の端部にセンサー設置。 |
2002年度 | 転落防止幌の塗装を省略。非常力行スイッチを運転台付近に設置。室内化粧板の模様を変更。 |
2001〜2002年度 | ワンマン運転対応の編成が登場し、ワンマン運転に対応した装備が追加される。 |
2003年年度以降 | バリアフリー更新グループ。ついに車内案内表示器・自動放送等最新の電車と同様の設備を兼ね備える編成が登場します。そして8000系初めての廃車が発生し、3両固定編成800系が誕生します。 |
2003年度 | バリアフリーの面で更に改良点が加えられ、最新の車両並みの設備を備えるようになります。 |
2004年度 | 3両固定編成800系・850系の誕生とそれに関連する8000系の動き。 |
2005年度 | 冷房装置の冷媒をフロン破壊係数0の物に変更。引き続き3両固定が登場。 |
2006年度 | 8両固定編成から2本の4両固定が誕生。 |
2007年度 | 長期に渡った修繕工事の最後の年度となった2007年度は前年度に引き続き8両固定編成から4両固定編成を2本に改造する作業となりました。前年同様未修繕8両固定の修繕工事に加え、既に修繕工事を終えている8両固定編成の4両固定分割改造も行われました。 |