車内案内表示器を設置 東武8000系・バリアフリー更新編成
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〜2003年度〜


バリアフリー更新第一編成となった81113F
↑登場当時は非常に話題を呼んだ8000系のバリアフリー更新編成。

 2003年度からは、更にバリアフリーの面に配慮した修繕内容となり8000系がより新車に近い設備を装備するようになります。
主な改良点は以下の通りです。

1.車内案内表示器を設置(千鳥配置)。
2.スタンションポールを設置(7人掛け座席を4+3に分割)。
3.2001年度からワンマン対応編成にのみ設置されていた車外スピーカーを非対応の編成にも設置。
4.こちらもワンマン編成のみにあった自動放送装置を非対応編成にも設置。
5.非常通報装置を対話式にし、位置を低い位置に設置(ワンマン対応車と同様)。
6.一部の表示にピクトグラム標記を採用。
7.中間扉締め切りの表示が10000系タイプを採用。
などが挙げられます。変更の前後の様子は画像にてご紹介いたします。

1.ドア上に千鳥配置で次駅停車駅や種別・行き先を案内する表示器を設置。


↑小型ではあるが、列車の種別や停車駅案内、今の停車駅案内などを案内する。

2.7人掛け座席の中央にスタンションポールを設置。


↑スタンションポールは立ち客の安全性向上だけでなく、座席を仕切る効果もある。

3.この年からはワンマン対応編成以外でも車外スピーカーを設置。
4.ワンマン対応編成以外でも自動放送に対応。

車外スピーカー
↑30000系と同様のブザーと放送が流れる。また自動放送対応編成と非対応編成が連結されても全車に自動放送が流れる。

5.非常通報装置を対話式に対応させ、通報装置の位置を低くした。

今までの位置今までの位置よりも低く設置し、使いやすくなった。
↑01年度以降ではワンマン対応編成で既に実施されている。

6.一部の標記にピクトグラムを採用。

通常ピクトグラム
↑例えば、禁煙の表示はこの様に変化しました。

7.中間扉締め切りの表示が10000系タイプに変更。

点滅するのみこちらは文字が出る
↑中間締め切り機能を使っている時には文字が出る(右写真)。

 主な変更点は上記に示したが、他に特筆されるものとしては、2003年度末に西新井工場最終出場編成となった81120Fで翌年度の新型通勤車両として登場した50000系で採用される予定と思われる床材が試験的に採用されました。見た目は50000系のとは全く違うように見えますが、材質はほぼ同じものだと思います。色はオレンジ色で茶色の床が印象の8000系の中において異端的な存在といえます。

通常の床材新しい床材?
↑81120Fのみに試験的に採用され、これ以降の修繕車はまた左の床材に戻った。

 また02年度に修繕された4両固定編成に81111F、81112Fなどがいるが、東上線:小川町〜寄居がワンマン化される事に伴い03年度〜04年度にかけて森林公園検修区内でワンマン対応の工事が行われました。
メニューは01〜02年度のワンマンメニューに03年度のスタンションポール、車内案内表示器の設置などが盛り込まれ、03年度以前に修繕された編成でも最新の設備を装備する事になりました。

〜2003年度修繕車〜
4両固定:81107F・81120F(いずれも森林公園検修区)
6両固定:81110F・81113F・81114F(いずれも南栗橋車両管理区)
〜ワンマン対応改造〜
4両固定:81111F・81112F(いずれも森林公園検修区)



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